3DCG/Graphics/Web Design Studio

●CGの話、その3バンプマッピング  4/13up

さて今回も前回から引き続き「バンプマッピング」の話です。
前回にも言いましたが、使用する3Dソフトに依り違いがありますので、一般的な概念として説明します。

CGを始めると、誰もが創ってみるコイン(貨幣)で「バンプマップ」の説明をします。
(誰でも創らないかな。でも私は身の回りの物を創ってみて、いろいろと3DCGを勉強・研究しました。)
前回も書きましたが「バンプマップ」とは、平らな面に高低(凸凹)を再現する手法で、通常の3Dソフトでは
白黒階調のマップデータを用います。

と、言う事でここに隣の大国のコイン(貨幣)があります。このコイン(貨幣)をCGで創ってみたいと思います。
本当は日本銀行貨幣を使用するつもりでしたが、日本国内でこんな事をやると法に抵触する恐れがありますので
中国人民銀行のコイン(貨幣)を使います。

 

実物はこれです。

このコイン(貨幣)をスキャンして、以下のマップデータを作成します。
結構、傷だらけですね、バンプマップデータを創るのが大変そうです。

   

このマップデータを、下記のモデルに貼付けるとこうなります。

もう充分にコイン(貨幣)に見えませんか。少々、反射の設定をしなかったので、金属っぽく見え無いのが残念です。
この設定に、さらにバンプマップを貼付けるとコイン(貨幣)の刻印が立体的に見えてきます。

いきなり「コイン(貨幣)のバンプマップ」を貼っても判りずらいと思いますので、「バンプマップ」を理解しやすいように
下記のバンプマップデータを貼ってみましょう。

  

左右それぞれ、貼ってみました。どうでしょう。

こんな感じになります。「バンプマップ」の効果、判りますか?
白い部分は反応せず黒い部分が反応します。つまり黒い部分は深く見えます。
左側は周りが黒く真ん中が白いので出っぱって、右側は周りが白く真ん中が黒いので凹んで見えます。
とは言え、モデル形状は平らなので、バンプマップでアリ地獄の巣ピラミッドを作る事はどうやっても無理です。


アリ地獄の巣

今度は、コイン(貨幣)にバンプマップを貼ってみましょう。
バンプマップの効果がわかった方は、どんな「バンプマップ」を使うかわかりますよね。
こんな、バンプマップを使います。

   

最初に貼ったコイン(貨幣)のマップをフォトショップ(by adobe)で加工して、バンプマップデータを創りました。
「1元コイン」の方は、傷だらけだったので少し手間がかかりました。

バンプマップを貼ってみました。どうですか最初のコイン(貨幣)のCGと比べて下さい。
コイン(貨幣)の刻印にわずかですが深みが加わり、リアルになってきませんか。

 
                                                     最初のコイン(貨幣)のCG

ちなみに、ピカピカの質感に「バンピマップ」を貼っただけでも、こんな感じに見えます。

たぶん「バンプマップ」さえあれば、コイン(貨幣)は出来ると思いますが、使い込んだ質感は、実際のコイン(貨幣)には
かないません。

と、言う事で「バンプマップ」はこれくらいで。
次回はもう一つ、マッピングで多用される「透過マップ」について、説明します。

こういった「ネタ(記事)」は、専門分野なので細かく説明すればソフト付属の解説本」「マニュアル本になって
しまいます。
なるべく簡単に説明出来ればと思っていますが、記事が長くなってしまいますが最後迄、お読み頂きありがとうございます。

この先も、「CGの話」はランダムに続けます、わかりやすく説明しますのでおつきあい頂ければ幸いです。

では、次回まで!